従来のうつと症状が違うのが特徴|新型うつ病を徹底解剖

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精神神経科を受診しよう

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若い20代に多い病気です

職場では重要な仕事を任されたり、複雑な人間関係が原因でストレスが溜まりやすくなったりします。親子間や、兄弟姉妹の関係がうまくいっていないと、気分の落ち込みやイライラなどの症状や、不眠や食欲不振などが見られて、うつ病の症状が見られる場合があります。新型うつ病は、比較的若い20代の男女に多い病気です。新型うつ病は、自分の好きな趣味や娯楽を楽しむことができますが、会社や学校に行くと、憂鬱な気分になり、集中力が低下して、仕事の効率が下がったり、ミスを起こしたりするようになります。新型うつ病は、友人や知人、家族など周囲の人から、理解をしてもらうのが難しく、一人で悩みを抱えている人が少なくありません。新型うつ病は、不眠や食欲不振などが見られる場合がありますが、ストレスを回避するために、過食や過眠になるケースもあります。スナック菓子やお酒、たばこ、コーヒー、ギャンブルなどに依存をしてしまう可能性があります。家族の変化が気になっている人は、早めに心療内科や精神神経科を受診させることが大事です。専門クリニックでは、丁寧なカウンセリングを行った後に、症状に応じた内服薬の処方を行っています。従来のうつ病に比べると、内服薬が効きにくい場合もありますが、しばらくは根気よく続けることが大事です。従来のうつ病は、気分の落ち込みや抑うつ感などが原因で、部屋に閉じこもりがちになったり、読書や音楽観賞などの趣味が楽しめなくなることが多いですが、新型うつ病の場合は、気分のアップダウンが激しくなることも多く、涙もろくなったり、攻撃的になる人も存在します。周囲の人に理解されず、患者は苦しんでいる場合が多いので、話を聞いてもらいたがっている場合は、きちんと耳を傾けることが大事です。新型うつ病は、一人一人症状が違ってきますが、精神状態が良くない時は、自殺をほのめかす傾向があります。うつ病は通院による治療が可能になっていますが、自殺を企図したり、依存性が高まっている、仕事や学校に通うのが難しい場合は、一時的に入院による治療を受けさせたりすることも大事です。精神神経科は、心身の不調を感じている人が療養をするための病院なので、病室も清潔で、リラックスできる雰囲気になっています。病院では、作業療法や音楽療法、認知行動療法などの治療も受けられます。新型うつ病は、怠けていると誤解されがちな病気ですが、患者は心身共に疲労感を感じていますから、病気の辛さをきちんと理解してあげましょう。